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♦♦♦♦♦♦♦♦♦北條不可思​​​"Song & BowzuMan”『歌うお坊さん』ブログⅠ・愚螺牛雑感記《Blog officiel de Singing monk》

"Song & BowzuMan”since 1981 & ENBAN “縁絆・野聖物語” concert endlesstour since 1996

"Song & BowzuMan”★ July 2022#Ⅰ-6💎『遊牛の詩』のための寓話/2006年作💎唯信◆2022(令和4)年7月号『仏智うたがふつみふかし この心おもひしるならば くゆるこころをむねとして 仏智の不思議をたのむべし』正像末和讃:誡疑讃{親鸞聖人御作}💎 ❝心に慈慧の響きと平安を​ーNAMOWAMIDABUCHI​❞ from "Song & BowzuMan”




July 2022#Ⅰ-6
【この穢愚身 唯今ここに 帰命尽十方無碍光如来】
北條不可思/法名:釋難思






『遊牛の詩』のための寓話/2006年作         

 

文・里寿:satokotobuki

 

むかしむかし、ある日ある時あるところ、幾多もの生きものが、逃げ隠れもなく暮らしていた遠い時代のものがたりです。人智を越えた能力を持つ賢者が言いました。

 

「今から十日後、夜明けの金星が東の空に消えるとき、彼方の丘のてっぺんにそびえる大樹のもとで待っておる。最初にやってきたものから順番に、年のなまえと定めよう。天地(あめつち)のめぐりは十二のきざみ。おまえたちのなかから十二のなまえをいただこう」

 

『十二年に一度、自分のなまえで呼ばれる年がくる。その誉れを是が非でもこの手につかみたい』

 

「なんとも豪勢な話じゃないか」

 

「一年にいっぺんならいいけどなぁ」

 

「自信たっぷりだねぇ。うちらにはとても無理だよぉ」

 

そんな言葉を交わしながら、だれもかれも、心のなかにはひそかな闘志を揺らめかせていました。

 

そんな生きものたちの中で、いちばん素朴に、そしていちばん強く勝利を願ったものは牛でした。

 

牛は、自分の歩みがひどく遅いことを知っていました。

 

遅い。その言葉は牛に向けられた場合に限っては、ほめ言葉だったかもしれません。

 

だから牛は、誰よりも早く歩きはじめました。勝利を確信している、掛け値なしに速い足を自負するものたちが牽制しあいながらおしゃべりを楽しんでいるときに、牛は歩きはじめたのです。牛が定められた場所に向かいはじめたことに誰も気がつかなかったでしょう。

 

ねずみをのぞいては。

 

ねずみはずっと待ちかまえていたのです。小さな体を葉陰にひそめて。

 

『牛のやつは鈍いけど間抜けじゃない。俺さまのいちばん名乗りのためにはめっぽう頼りになるってもんだ』

 

(はかりごと)は、労せず叶いました。

 

ゆっくりゆっくりと歩む牛の背に、細い枝先から飛び乗ることなど朝飯前のコンコンチキ! もし牛がなにかを感じたとしても、風に吹かれた木の葉が背中に落ちてきたとしか考えなかったでしょう。

 

南無三。

 

とどのつまり、牛はなんにも知らないまま。

 

ただ、一歩、一歩、また次の一歩と歩き続けました。長い長い道のりは、始まったばかりでした。

 

ねずみはすでに夢見心地でした。

 

角と角の間の、ちょっとだけふさふさした毛に身を沈めて、思いのほか疑うこともなく自分の言葉を信じた猫の顔を思い出して笑い転げたいところをがまんすることに苦労していたぐらいです。

 

『猫は聞かなかったんだ。賢者の言葉を。すばしっこくて目先が利くわりには日がな一日ひなたぼっこが大好きときてる。

 

俺は言ってやった。今日からちょうど十日と一日(いちんち)だぞ。って。

 

そしたらあいつ、恩に着るぞねずみ君。なんてぬかしやがった。

 

ヒヤッハッハッハ・・・・・・・。

 

おおっとあぶねぇ、あぶねぇ。落ちてしまったらみもふたもねぇ。

 

だいたい、こんなにちっこい俺さまへの心遣いってもんが足りない競争だよ、まったく。』

 

ねずみの策略にも、野心にも、牛は、無縁でした。

 

太陽の熱に火照る体を風にまかせながら、はるかに広がる草原(くさはら)に道を刻みながら歩いて行きました。空にきらめく満天の星ぼしを幾度かは見上げたでしょうか。

 

やがてかすかに白み始めた東の空に黒い影がぽっつり見えてきました。

 

ゆるやかな上り坂も、のこりわずかなように思えました。

 

おしまいは、もうすぐそこ。

 

力が、新鮮な力が、くたびれきった足に呼び戻されてくる。

 

《息吹》を感じるようでした。

 

黒い影が、賢者の待つ大樹であると、はっきりとわかりました。

 

牛には、あたたかいほほえみをうかべる賢者の顔さえもが見えているような気がしていました。

 

そのときです。

 

牛の頭から飛び出したねずみが跳ね飛ぶように駆け出しました。

 

息もつかずに賢者の足元を走り抜けました。

 

「いちばん ねずみぃ~!」

 

賢者の声が丘のてっぺんから四方八方へとどろきわたりました。

 

我先に、我先にと丘を駆け上がってきていたものたちの足音は雷鳴のごとく激しい地響きとなりました。

 

そして牛は、静かに賢者の脇に止まりました。

 

「にばん うしぃ!」

 

「いちばん、いちばん、おいらがいちばん」

 

ねずみはぜいぜいと息を弾ませながら踊りあがって喜びました。

 

三番手を目指す一群の怒声と轟音もねずみを祝福するファンファーレに聞こえたことでしょう。

 

勝利の喜びは、ねずみのなかのささやかな罪悪感をかき消していました。

 

この瞬間に未来永劫猫に追い立てまわされる身となったことさえ忘れました。

 

「おいらぁ、すごいや。いちばんだ」

 

そんなねずみに牛は言いました。

 

「ねずみさんはすごいね。すごくはやいね。おめでとう」

 

牛はしあわせでした。

 

精一杯歩いてきたので、体いっぱいにしあわせでした。 

 

()


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唯信◆2022(令和4)年7月号

謹みて 有縁の皆さまにおかれましてはお念仏ご相続の事と拝察申し上げます。

多湿の日々が強引な猛暑に押し出されて梅雨が明けました。予想を越える厳しい夏となっています。

くれぐれも御自愛下さいませ。

    *

ぶっうたがふつみふかし

このしんおもひしるならば

くゆるこころをむねとして

仏智の不思議ふしぎをたのむべし

正像末和讃しょうぞうまつわさん 誡疑讃かいぎさん


【意訳】阿弥陀仏の智慧を疑うことの罪は深い。この心を思い知る者は、悔いる心をよりどころとして、思いはかることのできない阿弥陀仏の智慧を信じるがよい。

(出典『三帖和讃』浄土真宗本願寺派編)

 正像末和讃に収めた誡疑讃二十三首の結びの一首です。

親鸞聖人さまは、結びのあとがきに「思いはかることのできない阿弥陀仏の本願を疑うことの罪をしらせようと述べ表したのである」(引用前同)と記されています。

 私たちは、限りある命を生きる生老病死(しょうろうびょうし/先月号で間違えました。訂正します)真っ只中の身でありながら、無明の闇を破る智慧の光明も持ち得ないのに、思い通りにいかない事を自分以外の何かのせいにしてしまいます。そして、唐突に何かではなく『自分の問題』であることに気づいて自分に失望したり、我が身を嫌悪してしまいます。

 やがてはその苦しみや痛みに耐えられず、自分にも、他者にも背を向け、挙げ句に阿弥陀仏の御本願までをも疑ってしまいます。

 親鸞さまは、それは罪深いことだとおさとし下さいますが、阿弥陀仏は私たちをけっして捨てられないことを強く強く教え示して下さいます。だからこそ、「(このご恩徳を思い知るならば)くゆるこころをむねとして」仏智をたのめとひとすじに信心を勧めて下さっています。

※( )内は私がお聞かせ頂いた親鸞さまのお言葉です。

 自力の心をひるがえして御本願をたのめばよいと、なにか言葉としては安易なものに思われますが、自分自身が御本願をたのんで我が人生を歩いている確信を得ることは決して簡単ではありません。しかしながら、この逡巡(しゅんじゅん)がそのまま仏智によるおおきなお育てとしてはたらいて下さるのです。我が心をみずからのぞき込んで、そこに疑いのタネを見出すことは大変に勇気のいることです。疑う心を知らぬままに、本質を知ろうともせずに過ごしていた自分を顧みることができることそのものに、阿弥陀仏の無明の闇を破る智慧の光明がはたらいてお育てにあずかっているのです。大いなる願力のお育てに恵まれて、他力をたのむ「私」に至らせしめられるのだと親鸞さまは教え示しておられます。

 親鸞さまは、人として生まれた者の苦しみや痛みをたくさん経験されたのだろうと思います。そしてご生涯を通して得た醍醐の詩響を御和讃に遺して下さいました。私たちに、仏智の不思議を疑うことは罪深いと教え下さいますが、私たちの罪深さを決して責めません。罪深さに目覚めた心で阿弥陀仏の大いなるはたらきにおまかせすれば、やがてはそのお育てに遇う確かな信心を自覚する心にも出遇えると導いて下さっています。

 迷い悩む私の隣で親鸞さまが直接に語りかけて下さるような温かく心励まされる浄土真宗の醍醐味を、有縁の方々と共々に聞かせていただきたいといよいよ深く願うばかりです。

❝自力無効NAMOWAMIDABUCHI

      

                                                                           

合掌称佛

住職  北條不可思






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https://note.com/dabuchi39180428/n/ncac4303476a9


枯れ葉の願い 1981-2022

謹みて
心静かに八万四千といわれるお釈迦様の説教の中から、出世の本懐である「本願他力のみ教え」
浄土の法門、阿弥陀如来様の智慧と慈悲のお心を頂き、私共の一生をよくよく見つめてみれば、もはや、修行と学問を修め、成仏の証を完成できない末法の世にあって、まさに人の命は儚いもので、生涯の始まり、中頃、終わり、すべては夢、幻のようなものであります。 すなわち、人間にして一万歳の寿命を受けたということを知りません。一生は過ぎやすく、未だに誰か百年、二百年も生き長らえた人がありましょうか。死というものは、自分が先か、他人が先か、今日か明日かも分からず、自分より遅れたり、先に死んでゆく人は、木の葉につく雫や露よりもなお多いといいます。しかるに、朝には紅色の顔をしている若者が、もう夕方には死んで白骨になることも、また、事実であります。 まさに、死に至る縁は無量であります。 早くも無常の風が吹いてくれば、ふたつの眼はたちまちに閉じ、ひとつの息は永久に絶えてしまいます。紅色の顔は虚しく変わって、桃の季節のような美しい姿も消えてしまいます。
 その時に至って、親、子、夫婦、兄弟姉妹、師匠、弟子、知人、友人など、縁有る人々が集まり嘆き悲しんでも、元に戻ることはありません。これをお釈迦様は「諸行無常」と申されました。
そうそう悲しんでもいられず、野外におくって火葬にふせば、そこには唯、白骨のみ残ります。哀れといっても言い切れないほどの悲しみ、虚しさ、儚さ、さびしさであります。 我等が命の儚さは、老人が先か若人が先か、子供が先か、病の者が先か、健康な者が先か、全く分かりません。その答えは風に舞っているが如くであります。こい願がわくば、誰もがはやく、命の尊厳と真の誇りに目覚め、お釈迦様が説教くださる、大無量寿経の教説《阿弥陀佛の大いなる悲願》を心の拠り処とし、「南無阿弥陀佛 ナマンダブ」と念佛を称えつつ、仏教の教えには無い、占いや、まじない、たたり等といった迷信、邪教、外道に迷うことなく、与えられた今日の日をありのままに生き抜き、名残惜しくとも、この世の縁が尽きて生きる力がなくなり命終わるとき、限りない真実の智慧と慈悲の佛様の心の世界、西方阿弥陀佛国土へ往き生まれるのであります。これを浄土真宗において「往生浄土」と戴きます。
愚生は、罪業深重にして、学浅く、禿(カムロ=ザンバラ髪の意;愚生は現在巻き毛)の穢愚身無戒名字の念佛の僧侶ではありますが、命がけの尊いご縁を賜った皆様へ筆を取り、心を込めてお便りさせて頂きます。
 この文章は、混乱混迷の時代に人生を歩む私共へ、善人、悪人、性別、年齢を問わず、学問知識、名誉地位財産の有無を離れ、「阿弥陀如来の本願を信じ、念佛申うさば無条件に佛になる」と示され、在野に生き、『野の聖』と呼ばれ、和国・日本佛教の歴史のなかで異彩を放つ浄土真宗宗祖・親鸞聖人の御本意、『教行信証』『歎異抄』の一節を加え、本願寺第八代蓮如上人の『白骨の御文章』を取意自釈し、法話にかえて書き記させて頂きました。
 どうぞ、この佛縁によって、火宅無常の世界を乗り越えさせていただき、いよいよ眞実(マコト)の絆となりますよう心から念じております。            

~弥陀の本願に境界線はありません~
 南無阿弥陀佛
-1981年親鸞聖人報恩講を機縁に― 

浄土真宗本願寺派(本山/京都・西本願寺 東京首都圏・築地本願寺)
 眞信山蓮向寺・当麻九坊院・ 住職 北條不可思(法名 釋難思) 2022



♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦



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♦北條不可思CD作品制作一覧♦
(Song Collection Album)1994~2023







『今日の日は永遠の今』

1981年作品

作詩・作曲 北條不可思



呈上


恩師​​はやし水月すいげつ和上わじょう

​​​​浄土真宗本願寺派(西本願寺) 勧学​​​

​​​​​​​京佛教学院​​​​​ 講師​​​:築地本願寺内

​​【中国新聞社:広島 元論説委員】


『犬はワン、ネコはにゃん。私はなんまんだぶつとなくんじゃね-』

『どんな時でも、衆生:シュジョウと出てきたときは《この泥凡夫のわたくし》といただくのですよ』

恩師 林水月和上の常のお言葉です。

41年を経ても忘れられない。

NAMOWAMIDABUCHI

f・HOJO 2022年

​​​​​『野聖物語~我が心の親鸞聖人』 ShinranShonin of my mind2009年発表】に収録
https://note.com/dabuchi39180428/n/ncb2fec7e0055

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南无阿彌陀佛

NAMOWAMIDABUCHI

NAMOAMIDABUTSU

『心に慈慧の響きと平安を』

北條不可思

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IMAGINE&Blowinin the Wind With JION's bellby Fukashi Hojo

『イマジン』&『風に吹かれて』そして尊厳の鐘(北條慈音)


​​​​​​​IMAGINE&Blowin’in the Wind With JION's bell★by Fukashi Hojo# 2020
http://fukashi.blog50.fc2.com/blog-entry-709.html



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♦北條不可思CD作品制作一覧♦
(Song Collection Album)1994~2023

https://note.com/dabuchi39180428/n/n643fa70cf8bb



PhotographyCopyright©(石原秀樹)JAPAN

"Song & owzuMan”since 1981

&

ENBAN 縁絆・野聖物語 concert endlesstour since 1996

Footprints


 






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"Song & BowzuMan”39BOOK pecial CD

《歌嘆骨音:KATANKOTON

draft  



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彡☆彡​★★★★★★★★​☆彡☆

​​​

​​​​現代和讃を謡う吟遊詩人へ​​​

​​​​​​メッセ-ジ フロム 三國 連太郎​​
​​​​

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  1. 2022/07/09(土) 12:47:00|
  2. 未分類

プロフィール

Song&BowzuMan

Author:Song&BowzuMan
《心に慈慧の響きと平安を》
  ❝Song & BowzuMan❞
    since 1981

縁絆&野聖物語
メッセージコンサート~1996
ENBAN&YAHIJIRImonogatari 
concert endlesstour
since 1996

縁絆・野聖 Endlesstour 
眞信讃歌 18minute
since 2019
*

北條不可思【愚螺牛・華思依】
ほうじょうふかし
【ぐらぎゅう・かしい】
法名/釋難思(しゃくなんし)

広島県出身【三次生まれ呉育ち】

1961年10月14日生〔60歳〕

浄土真宗本願寺派・僧侶
シンガー・ソングライター

1981年10月15日〔20歳〕
得度
(法名・釋難思/シャク ナンシ)

浄土真宗本願寺派
(本山・西本願寺)
http://www.hongwanji.or.jp/

浄土真宗本願寺派
東京首都圏都市開教専従主管
(1986~2005)
:西本願寺相模原布教所:
(築地本願寺内)
http://tsukijihongwanji.jp/

浄土真宗本願寺派・
眞信山蓮向寺住職(1991~)
http://renkoji.org/

****************

REV.FUKASHI guragyu HOJO
Shaku Nanshi(Priest Name)
【Born】
October 14, 1961
Hiroshima, JAPAN.
【Years active】
1981-modern times
Song&BowzuMan
singer-song writer 
Priest(Shin-Buddhism,
Pure Land Buddhism)
JODO SHINSHU
   HONGWANJI-HA
NISHIHONGWANJI:KYOTO
http://www.hongwanji.or.jp
/english/teaching/

TSUKIJIHONGWANJI:TOKYO
(English Dharma Service)
https://tsukijihongwanji.jp
/lecture/saturday-english-service/

SHINRAN-SHONIN
( 1173 – 1263)
◇****◇****◇****◇


◇****◇****◇****◇
おかげさまは
  ありがとうの生みの親

この穢愚身
  唯今ここに
   帰命尽十方無碍光如来 
 
 NAMOWAMIDABUCHI
    
    北條不可思
    (釋難思)

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