唯信◆2022(令和4)年6月号
謹みて 有縁の皆さまにおかれましてはお念仏ご相続の事と拝察申し上げます。近々相模原も梅雨入りでしょうか。日々のニュースが酷すぎて、お聖教(しょうぎょう)を開く時間が増えました。
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濁世の起悪造罪
暴風駛雨にことならず
諸仏これらをあはれみて
すすめて浄土に帰せしめり
高僧和讃:道綽讃{親鸞聖人御作}
【意訳】さまざまな濁りにみちた世で悪事を犯し罪をつくることは、まるで襲い来る暴風や豪雨、にわか雨のようである。あらゆる仏がたはこのようなものを哀れんで、浄土の教えに帰依するようお勧めになっている。
(出典『三帖和讃』浄土真宗本願寺派編)
駛雨…にわか雨
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親鸞聖人さまは、五濁悪世で生きる「私」が、五戒や十善を守れず悪い行いをし、罪を重ねることを、暴風が吹き荒れたり、にわか雨が降るようなものだと明らかにされ、だからこそ、阿弥陀仏の救いの目当ては私たちにこそ差し向けられているとお示し下さいます。
偏見かもしれませんが、〝より良い進歩〟だと自分以外の誰かに評価されないと社会的に肯定されないと理解しています。自分以外の誰かとは、先生や友人、先輩や後輩、上司や部下、時には、親や配偶者、兄弟姉妹や親類縁者です。深いご因縁で結ばれた六親眷属であっても互いに評価し合ったり、時に一方的に批判してしまいます。過干渉にもなれば、存在の否定さえも起こり得ます。それでも人は、他者との関りを断ちがたいものです。
どんな状況でも「私」を見失わないために細心の注意を払って見つめるべきは、我が心の有りようです。親鸞さまがお示しの通り、私の煩悩が絶え間なく湧いて私自身を揺さぶります。誰かが因となって「私」を揺さぶり、この「私」自身が因となり誰かを揺さぶることもまた事実です。
そして、この「私」に煩悩を滅する力量はありません。いかなる感情を押し殺したとて我が身は欺けません。抗うことに限りある命を費やすのは虚しいことです。だがしかし、私はいつも新鮮な、驚きにも似た感動を覚えるのですが、阿弥陀仏は、煩悩にまみれて苦しみ、決して煩悩を断ち切れない「私」を必ず救うとお誓い下さいました。
私共は誰もが命を恵まれて生まれ、その誕生の瞬間から生老病死(しょうろうびょうし)と向き合う存在となります。なんと心細い境遇でしょう。だが、弥陀本願の光明に照らされて生きるひとすじの道があります。矢尽き弓折れ心砕かれても、「我をたのめ必ず救う」弥陀の本願他力の御恩徳に導かれて共に歩く御同朋(おんどうぼう)がおられます。人を不寛容だと責める不寛容さが寛容をより理解している証しであるかのような本末転倒に、尊い人生の時間を費やしてはなりません。日常生活が壊れるような自然災害が起きないことを願いますが、こればかりは人の手には負えません。しかし、弾丸や爆弾が人の意志で発射されるなら止められるのではないでしょうか。悲しい出来事は繰り返されていますが…。信仰は道徳を超えているといわれます。この私にかけられている阿弥陀さまの大慈悲心はどこまでも深く限りなく弘(ひろ)いのです。有り難いことです。
合掌称佛
住職 北條不可思
枯れ葉の願い 1981-2022
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『今日の日は永遠の今』
1981年作品
作詩・作曲 北條不可思
呈上
恩師林水月和上
浄土真宗本願寺派(西本願寺) 勧学
東京佛教学院 講師:築地本願寺内
【中国新聞社:広島 元論説委員】
『犬はワン、ネコはにゃん。私はなんまんだぶつとなくんじゃね-』
『どんな時でも、衆生:シュジョウと出てきたときは《この泥凡夫のわたくし》といただくのですよ』
恩師 林水月和上の常のお言葉です。
♦洗脳なのか、洗心なのか、我がはからいではどうにもならない♦
41年を経ても忘れられない。
NAMOWAMIDABUCHI
f・HOJO 2022年
『野聖物語~我が心の親鸞聖人』 ShinranShonin of my mind【2009年発表】に収録
https://note.com/dabuchi39180428/n/ncb2fec7e0055
南无阿彌陀佛
NAMOWAMIDABUCHI
NAMOAMIDABUTSU
『心に慈慧の響きと平安を』
北條不可思
IMAGINE&Blowin’in the Wind With JION's bell★by Fukashi Hojo
『イマジン』&『風に吹かれて』そして尊厳の鐘(北條慈音)
2021年10月14日発表
Documentation Series #10
2020年―2021年 通算23作目
『群れと源流/LIFE&ORIGIN』
『西方吟遊詩人』
♦北條不可思"Song & BowzuMan”『歌うお坊さん』♦
♦BASIC RECORDING Draft version#ADM♦
PhotographyCopyright©(石原秀樹);JAPAN
ENBAN “縁絆・野聖物語” concert endlesstour since 1996
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"Song & BowzuMan”39BOOK pecial CD
Author:Song&BowzuMan
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《心に慈慧の響きと平安を》
❝Song & BowzuMan❞
since 1981
縁絆&野聖物語
メッセージコンサート~1996
ENBAN&YAHIJIRImonogatari
message concert endlesstour
since 1996
縁絆・野聖 Endlesstour
眞信讃歌 18minutes
since 2019
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北條不可思【愚螺牛・華思依】
ほうじょうふかし
【ぐらぎゅう・かしい】
法名/釋難思(しゃくなんし)
広島県出身【三次生まれ呉育ち】
1961年10月14日生
浄土真宗本願寺派・僧侶
シンガー・ソングライター
得度
1981年10月15日
(法名・釋難思/シャク ナンシ)
浄土真宗本願寺派
(本山・西本願寺)
http://www.hongwanji.or.jp/
浄土真宗本願寺派
東京首都圏都市開教専従主管
(1986~2005)
:西本願寺相模原布教所:
(築地本願寺内)
http://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派・
眞信山蓮向寺住職(1991~)
http://renkoji.org/
****************
FUKASHI guragyu HOJO
Shaku Nanshi(Priest Name)
【Born】
October 14, 1961
Hiroshima, JAPAN.
【Years active】
1981-modern times
Song&BowzuMan
singer-song writer
Priest(Shin-Buddhism,
Pure Land Buddhism)
JODO SHINSHU
HONGWANJI-HA
NISHIHONGWANJI:KYOTO
https://www.hongwanji.or.jp
/english/activity/index.html
TSUKIJIHONGWANJI:TOKYO
💎SHINRAN-SHONIN💎
(1173 – 1263)
◇****◇****◇****◇
{本願を信じ念仏申さば仏に成る}
{歎異抄}第十二条
― 善人なほもつて往生をとぐ、
いはんや悪人をや。―
{歎異抄}第三条
おかげさまは
ありがとうの生みの親
{信心正因 称名報恩}
この逆謗の穢愚身
唯今ここに
帰命尽十方無碍光如来
合掌称佛
NAMOWAMIDABUCHI
北條不可思
(釋難思)
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