北條不可思・愚螺牛雑記 2018~心に慈慧の響きと平安を~

"Song & BowzuMan since 1981”& ENBAN “縁絆” concert endlesstour since 1996

大乗《浄土真宗本願寺派 本山・西本願寺機関誌:2014年4月号「病に生きる;No3/3」寄稿


 

大乗《浄土真宗本願寺派 本山・西本願寺機関誌:2014年4月号「病に生きる;No3/3」寄稿

 とにもかくにも、心肺停止で救急搬送されてから2ヶ月半を経て、人を魅了して止まない豊かな表情も、細やかでおしゃべりな足の動きも喪失し、用事があれば勢いよくベルを鳴らし、縁絆コンサートでは開演を告げるベルを会場に響かせた彼の足は、意志を物語ることが叶わなくなったけれど、慈音は自宅に帰ってきました。突然と必修になった《医療的ケア》は当然の如く母親の肩にのしかかりました。困難しかないような日常に、『ガンバレ!』『待ってるよ』『共に困難を乗り越えよう』。アニメになぞらえて、『これからも進化しよう』と呼びかけてくれた慈音の同級生からのメッセージが明かりを灯してくれました。私は慈音のベッドサイドでご和讃を読み始めました。

 人は誰もが限りある命を生きる孤独な存在ではありますが、決してひとりぼっちではありません。毎日、慈音と共に和讃を味わいながら、無量の命に呼びかけられている真実の声を聞かせて頂きました。そして、自分ではない誰かになることが出来ないからこそ人は、支え合い、認め合い、補い合い、心を寄せ合うことが出来るのだと、改めて知らされました。結果的に慈音の障害は重度化したけれど、これまでに結ばれた深いご縁に励まされるばかりではなく、新たな出遇いにも恵まれました。

 二〇一三年三月、慈音の退院以来たったひとつの目標として掲げた神奈川県立座間養護学校高等部の卒業式に出席しました。そして、同年十月十二日、私は家族と共に三年ぶりに開催する縁絆コンサートの会場にいました。前回のコンサートは脳梗塞発症から約二カ月後でした。中止にしたくないという思いだけでステージに立ちましたが、想定した通りに出来たことはなにもなく、三曲歌うことは歌いましたが、リアルな記憶はなにもありません。退院してから三週間を待たずして勤める事になった母の葬儀の記憶も、恥ずかしながら曖昧です。

 しかし、慈音の卒業式に向かう日々が、私自身が生かされている意味をより鮮明にとらまえるご縁となったのです。複視や温痛覚障害の後遺症は、望まない不具合です。それを、『阿弥陀さまからのお知らせよ』と喜ぶ余裕はありませんが、それでも、脳梗塞を発症して終わったことがあるように、その瞬間に始まったこともあるのだと思います。

 いつものコンサートのように慈音は開演のベルを鳴らしました。母の力を借りて、ささやかに鳴りました。けれどもその音は、儚くない命の響きです。

 私は改めて、自らがプロデュースするコンサートに『縁絆・えんばん』と命名したことの意義を確信します。因縁果の不思議に思いを馳せ、偶然に恵まれた縁(えにし)()を真実の結びつきである絆にするために骨身を惜しみたくないとの願いを込めた命名で

 退院翌日のリハーサルで、声も出ないしリズム通りに指も動かないこともひっくるめて、『今出来る事をやろう』という暗黙の了解で引き受けてくれたカノ・バンドのメンバー藤崎羊一氏(バンドマスター・ベース)、麻生祥一郎氏(ドラムス)、中川雄介氏(鍵盤)と重ねてきた毎月のレコーディングが、私を私らしく世の中に留め置いてくれたように感じます。楽屋に布団を持ち込んだ慈音を支える為に《チームJION》も結成されました。語りきれない思いばかりが沸き立ちますが、慈光照護のもと「おかげさまでありがとう」にすべてを込めて、予定した19曲のプログラムを終えました。

 次回の縁絆コンサートをいつ開催出来るのか、慈音が文字盤を指し示す日が来るのか、副住職・北條大慈の体力がいつまで孤軍奮闘を続けられるのか、《名ばかり住職》の私の日常がいつまで許容されるのか、一切すべてわかりません。一寸先の未来はいささかもわからないからこそ、私たちは今この瞬間に出来る事に力を尽くすしかありません。だから私は、相変わらず毎日慈音の傍らで、ふたりでご和讃を味わっています。合掌称佛



子守唄を聴きながら(1999年)/Copyright (C)SJM/1995年作

脳性麻痺
 
- Wikipedia
Please click》 JION/北條慈音

Img007_2HIROSHIMA 1996年
         
    YOKOHAMA 2001 横浜美術館. Yokohama Museum Of Art

Img020_2NEW YORK 2004

1996年6月 
改めて思い知る『命の尊厳』の証
≪命の尊厳とは、人間の尊厳といった限定されたものではない≫を信じ、『縁』と『絆』をキーワードに「第一回・縁絆コンサート エンドレスツアー」を 
東京・築地本願寺講堂に於いて開催。 
その2ヵ月後、世界的に知られる、親鸞聖人語録「歎異抄」第三章の言の葉の放つ響きと、 
重度障害を持つ、息子・慈音との生活の中から、インスパイアされ生まれ出でた詩曲
[
遊牛の詩]を書き上げる。
Song&BowzuMan・歌うお坊さん/北條不可思の代表作の一曲となる。 北條不可思にとっての「 Like A Rolling Stone;BOB DYLAN」であり恩徳讃歌でる。 


【遊牛の詩】 《Please click》 
http://plaza.rakuten.co.jp/fukashihojo/ ... 00/http:// 
【本願他力の意趣】(歎異抄第三章 
《Please click》
http://plaza.rakuten.co.jp/fukashihojo/ ... 703080000/ 
【愚生乃文】《Please click》 
http://plaza.rakuten.co.jp/fukashihojo/ ... 602140000/ 
《Please click》
歎異抄 

これを機に音楽・美術展等を通じたメッセージ活動を再始動。 
このカムバックに際し、「将来、慈音が成長し、自分のせいで音楽表現を止めたと解ったとき、彼は傷つく、スイッチを切らないで欲しい」との妻の助言がこの上ない勇気を齎している。




 
☆西本願寺公式ホームページ 
http://www.hongwanji.or.jp/

☆北條不可思
公式ホームページ 
http://fukashihojo.com/index.html

☆蓮向寺
公式ホームページ 
http://renkoji.org/index.html

☆大乗《浄土真宗本願寺派・西本願寺機関誌:2014年2月号

※病に生きる;No1/3」寄稿 
http://fukashi.blog50.fc2.com/blog-entry-150.html   

病に生きる;No2/3」寄稿 http://fukashi.blog50.fc2.com/blog-entry-149.html 


「御堂さん」

西本願寺津村別院〔大阪〕月刊誌 

2014年10月号;報恩講特集「命の調べを聴く」記事掲載

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『轍を見つめて』1994年作BasicRecording 2010:©北條不思;Japon  

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北條不可思 縁絆コンサート2013
ENBAN "縁絆" concert endlesstour 2013
日程決定2013年10月12日土曜日 《おかげさまで終演》
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  1. 2007/07/24(火) 00:32:00|
  2. 未分類

プロフィール

Song&BowzuMan

Author:Song&BowzuMan
“Song & BowzuMan”
 since 1981


ENBAN&YAHIJIRI 
concert endlesstour
 since 1996
 

CANO BAND
 since 2006


*

北條不可思【愚螺牛・華思依】
ほうじょうふかし
【ぐらぎゅう・かしい】
法名/釋難思(しゃくなんし)

広島県出身
1961年10月14日生まれ


浄土真宗本願寺派・僧侶
シンガー・ソングライター
1981年
浄土真宗本願寺派
(本山・西本願寺)
http://www.hongwanji.or.jp/
得度
(法名・釋難思/シャク ナンシ)

浄土真宗本願寺派
東京首都圏都市
開教専従員(1986~2005)
(築地本願寺内)
http://tsukijihongwanji.jp/

浄土真宗本願寺派・
眞信山蓮向寺住職(1991~)
http://renkoji.org/

****************

FUKASHI guragyu HOJO
Shaku Nanshi(Priest Name)

*

【Born】
October 14, 1961
(1961-10-14)
Hiroshima, JAPAN.
【Years active】
1981-modern times

Message Performing Artist
Song&BowzuMan
singer-song writer
(A priest and a musician)  
Priest(Shin-Buddhism,
Pure Land Buddhism)
JODO SHINSHU
HONGWANJI-HA
SHINRAN-SHONIN's750th MEMORIAL(2012)

★ Profile:プロフィール 詳細★

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