北條不可思・愚螺牛雑記 2018~心に慈慧の響きと平安を~

"Song & BowzuMan since 1981”& ENBAN “縁絆” concert endlesstour since 1996

本願寺新報[京都;西本願寺機関紙]みんなの法話 2016年6月20日配信

  







  

『航海の果てに/Walking to Pure Land』(NEW YORK version) ©北條不可思;Japon  
    


" Blowin' In The Wind ”bob dylan;1962 *Performed &Japanese poetry by Fukashi Hojo 
風に吹かれて; 日本語詩;北條不可思
/東京・築地本願寺2009年
縁絆コンサート:野聖物語2009 東京・築地本願寺
ENBAN:YAHIJIRIMONOGATARI at TSUKIJI HONGWANJI TEMPLE
Tokyo JAPAN .May 16,2009 
http://tsukijihongwanji.jp/wp_eng/?p=10


本願寺新報[京都;西本願寺機関紙]みんなの法話 2016年6月20日配信

アメリカ合衆国オバマ大統領が現職として初めて広島を訪問しました。広島に生まれ育ち、平和教育を受けた者として、深い感銘を受けました。静かな興奮がおさまりません。

 核兵器の根絶を掲げ、差別を禁じる私が学んだ平和教育は、机上の理想でしょうか。残念なことに武器としての核は、地球をいくつも消滅させられるほどたくさんあります。愚かなことに新たな出来事に呼応するように、差別は世の中に滲み出てきます。

 それが現実だからこそ、痛みや苦しみを抱える人と共に歩む努力を惜しんではいけません。恨みや憎しみを解き放つ勇気を持ち続けなければなりません。そうでなければ、人に生まれた甲斐がありません。私たちは互いにより深く理解するために、問い続け学び続け思索を深めることを止めてはいけません。投げやる訳にはいきません。

 しかし、言うは易しです。自分が思う正しさは正しいのでしょうか。何に照らせば本当の正しさ、真実の様を知ることが出来るのでしょうか。私は、如来大悲のおこころに尋ねるしか術を知りません。

   智慧の光明はかりなし 

   有量の諸相ことごとく

   光暁かふらぬものはなし

   眞實明に帰命せよ (浄土和讃)

 親鸞聖人さまがご和讃を通して伝えてくださる真髄が、いよいよ深く、より一層鮮明になってまいります。

 ところで、近頃しばしば見聞する《就活》《婚活》《終活》という言葉がありますが、僧侶なので、やはり人それぞれが望む最期の在り様に関心を持ちます。《終活》なら人生の幕引きを迎える活動ですが、《聞活(聴聞活動)》とか《念活(念仏活動)》として捉え直すと、終わりが終わりではなくなる世界が見えてきませんか。

 いかに綿密な計画を立てても、努力を積み重ねても、希望通りになるという確約は得られません。私自身、自分が大病をした後に、息子が心肺停止から蘇生したり、介護に明け暮れていた妻が病気になり手術をしたりと、想像さえしなかったことが現実になりました。 

 私の人生は、突然の病で終わりませんでしたが、一瞬にして転変してしまう体験をしました。当たり前の日常も、その先にある予想できる未来もぶっ飛びます。

 確かなものは、必ず救うという阿弥陀如来さまのご本願だけです。

 すると、大切な人の《死》が喪失の事実だけではなくなります。悲しい寂しい虚しいという感情を超えて、また遇える世界をあらためて深く思い知る千載一遇の機縁なのです。

「お聴聞に終わりはない。分かったと思ったそばから迷っている」と、口癖のように話してくれた人がいました。話してくれた父は往生の素懐を遂げましたが、その命は、まったく休むことなくはたらきかけてくれます。 

 だから私は、誓願不思議の如来大悲をつくづくと知らされるのです。あれやこれやと心定まらない迷いを忘れて、まっすぐに絶対他力のご本願におまかせすればいいのです。

 とはいえ、私はきっと命尽きる瞬間まで、なにかを思い願うことを止められないでしょう。そして、思い願うままにならないことを嘆き、悔やみ、それでもまた思い願い続ける自我を滅することもかないません。しかし、この迷いや煩悩が転じられ、真実として深まっていく道があります。それがお聴聞です。命ある限り迷いの世界をさまよう「わたし」こそが、必ず救うと誓われた阿弥陀如来さまのお目当てです。「わたし」のためにはたらいてくださるご本願のおこころを深く深く聞かせていただきましょう。それがお聴聞です。

 寸分先もわからない人生だからこそ、本願他力のお念仏は、心頼もしく生き抜かせていただく唯一無二の原動力です。ただただ尊く有り難く、報恩謝徳のお念仏を申すよりほかありません。

  1. 2007/07/04(水) 00:16:18|
  2. 未分類

プロフィール

Song&BowzuMan

Author:Song&BowzuMan
“Song & BowzuMan”
 since 1981


ENBAN&YAHIJIRI 
concert endlesstour
 since 1996
 

CANO BAND
 since 2006


*

北條不可思【愚螺牛・華思依】
ほうじょうふかし
【ぐらぎゅう・かしい】
法名/釋難思(しゃくなんし)

広島県出身
1961年10月14日生まれ


浄土真宗本願寺派・僧侶
シンガー・ソングライター
1981年
浄土真宗本願寺派
(本山・西本願寺)
http://www.hongwanji.or.jp/
得度
(法名・釋難思/シャク ナンシ)

浄土真宗本願寺派
東京首都圏都市
開教専従員(1986~2005)
(築地本願寺内)
http://tsukijihongwanji.jp/

浄土真宗本願寺派・
眞信山蓮向寺住職(1991~)
http://renkoji.org/

****************

FUKASHI guragyu HOJO
Shaku Nanshi(Priest Name)

*

【Born】
October 14, 1961
(1961-10-14)
Hiroshima, JAPAN.
【Years active】
1981-modern times

Message Performing Artist
Song&BowzuMan
singer-song writer
(A priest and a musician)  
Priest(Shin-Buddhism,
Pure Land Buddhism)
JODO SHINSHU
HONGWANJI-HA
SHINRAN-SHONIN's750th MEMORIAL(2012)

★ Profile:プロフィール 詳細★

http://fukashi.blog50.fc2.com/
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