IMAGINE&Blowin’in the Wind With JION's bell★by Fukashi Hojo# 2020-2022
『イマジン』&『風に吹かれて』そして尊厳の鐘(北條慈音)
ジョン・レノン『イマジン』より
2006年作
by 愚螺牛
思いを馳せよ
国々を隔てる境界線が存在しないってことに。
難しくない
今すぐできることだろう?
境界線がなければ、
殺す理由も 殺される理由も存在しない。
宗教でさえ、存在する意味がない。
思いを馳せよ
すべての人々が、
歴史を 文化を 伝統を
性別を 国籍を 血脈(ちみゃく)を
肌や髪や瞳の色の概念を 越えて、
逃げ惑わない暮らしの中で 命を生きることに。
人は 私を『夢追い人』と決めつける。そうだろう?
しかし私は、ひとりぼっちじゃない。
孤独な空想に身を沈めている訳じゃないんだ。
いつの日か あなたも この輪に加わってくれるだろう?
いつでも そう願っている
そのときこそ
世界は あるがままに ありのままの姿で
地球とともにまわるだろう。
2006年9月30日縁絆コンサート・HomeTown
グリーンホール相模大野(現相模女子大学グリーンホール)にて発表
Blowin’in the Wind
(BOB DYLAN)
With JION's dignity bell
Japanese poetry by Fukashi Hojo
『風に吹かれて』そして尊厳の鐘(北條慈音)
『Blowin' in the Wind』
1962
BOB DYLAN
(Japanese poetry by ©Fukashi Hojo)
How many roads must a man walk down
Before you call him a man?
Yes, ;n; how many seas must a white dove sail
Before she sleeps in the sand?
Yes, ;n; how many times must the cannon balls fly
Before they're forever banned?
The answer, my friend, is blowin; in the wind,
The answer is blowin; in the wind.
どのくらい道を歩いたなら 独立できるのか
いくつの海を飛び越えたら 自由になれるのか
何度橋を渡ったなら 願いが届くのか
その答えは友達よ 風に吹かれている
その答えは友達よ 風に吹かれている
どのくらいテロを続けたら 憎しみの心が消え去るのか
幾たび報復を繰り返せば 恨みの心が安まるのか
何度傷つけ合ったなら 傷つかない世界が来るのか
その答えは友達よ 風に吹かれている
その答えは友達よ 風に吹かれている
The answer, my friend, is blowin; in the wind,
The answer is blowin; in the wind.
過ちを繰り返す 涙の河を超えて
《北條不可思;深化の詩》
The answer, my friend, is blowin; in the wind,
The answer is blowin; in the wind.
(日本語詩・北條不可思)
♦唯信:九坊院より言の葉だより♦
💎2022(令和4)年2月号
謹みて 有縁の皆さまにおかれましてはお念仏ご相続の事と拝察申し上げます。春は名のみの寒さ厳しい時節をいかがお過ごしでしょうか。私は時々御し難たい痺れや揺れをしのぎながら過ごしております。
*
たとひ大千世界に
みてらん火をもすぎゆきて
仏の御名をきくひとは
ながく不退にかなふなり
【意訳】たとえ世界中が火の海になったとしても、ひるまず進み、阿弥陀仏の名号を聞き信じる人は、決して迷いの世界にもどることのい身となるのである。(出典『三帖和讃』浄土真宗本願寺派編)
大千世界…古代インド人の考えた大宇宙、正式には三千大千世界といい、三千世界と略すことも。仏教の宇宙観。
不退…一度得た信心を失わず、仏となるべき位より後戻りしないこと。『顕智本』の左訓に「ホトケナルベキミトサダマルナリ」とある。
*
一読致しますと、とても厳しい覚悟を迫られているようにも感じます。それは、前半のおたとえとして示される世界の果てまでも火の海に満ちたとしても臆することなく進んで…という表現によるものだと思われます。しかしながら、親鸞聖人さまがただ読み手を脅すようなお気持ちでこのような言葉を選ばれたとは到底思えません。
やはり、「私」が「いかなる状況に身をおくこととなっても」、「必ず救う」という阿弥陀如来さまの御本願を賜っているから、決して迷いの世界へもどらない身とさせて頂いたというお心が込められているとご拝読するところです。
歴史に通じている方はご承知のように、親鸞さまが生きた世には、飢饉があり、戦があり、疫病がありました。治療薬や武器の性能に差こそありますが、現代となにが違うのでしょう。確かに、親鸞さまの歩かれた京都には屍が積まれていたとの記述が伝わっていますから、比較することに意味がないと指摘される方もおられるかもしれません。しかしながらコロナ禍となって以来、入院病床の不足、検査キッドの不足、陽性者や濃厚接触者の増加で保育園や郵便局が閉鎖されたりと、伝えられるニュースは我が力ではどうにも出来ない事ばかりです。では、努力をしてもどうにもならないなら努力をしなくても良いのでしょうか。私は、遠く及ばないからこそ、無力さを知りながらも思いを馳せる事を止めない覚悟にこそ意味があると思います。
親鸞さまは、この御和讃で『きくひと』が阿弥陀如来さまの救いの目当てであり、御本願をよくよく聞いて信を得るようにとお勧め下さっています。コロナ禍の現在唯今こそ、阿弥陀如来さまの御本願を聞かせて頂く大チャンスであり、いよいよ信の深まりを叶えるご法縁ではないでしょうか。
何かにつけて小脳梗塞の後遺症で「揺れます、痺れます」と泣き言ばかり並べてしまう私の言葉に説得力はありませんが、我が身の事さえ思うに任せない「愚かな私」を教えて下さるおさとしだと思うのです。漆黒の闇夜を照らす月の輝きに目を見張るように。
「息のあるうちは生活のすべてが阿弥陀さまのお慈悲をお聴聞をさせて頂く御佛縁です。ナンマンダブツ」という父である前住職の声も聞こえて参ります。
合掌称佛
住職 北條不可思
このメッセージレターは、北條不可思が住職をつとめる
浄土真宗本願寺派 眞信山 蓮向寺【相模原市當麻九坊院】
有縁の方々にお送りいたしました通信です。
枯れ葉の願い 1981-2022
謹みて
心静かに八万四千といわれるお釈迦様の説教の中から、出世の本懐である「本願他力のみ教え」
浄土の法門、阿弥陀如来様の智慧と慈悲のお心を頂き、私共の一生をよくよく見つめてみれば、もはや、修行と学問を修め、成仏の証を完成できない末法の世にあって、まさに人の命は儚いもので、生涯の始まり、中頃、終わり、すべては夢、幻のようなものであります。 すなわち、人間にして一万歳の寿命を受けたということを知りません。一生は過ぎやすく、未だに誰か百年、二百年も生き長らえた人がありましょうか。死というものは、自分が先か、他人が先か、今日か明日かも分からず、自分より遅れたり、先に死んでゆく人は、木の葉につく雫や露よりもなお多いといいます。しかるに、朝には紅色の顔をしている若者が、もう夕方には死んで白骨になることも、また、事実であります。 まさに、死に至る縁は無量であります。 早くも無常の風が吹いてくれば、ふたつの眼はたちまちに閉じ、ひとつの息は永久に絶えてしまいます。紅色の顔は虚しく変わって、桃の季節のような美しい姿も消えてしまいます。
その時に至って、親、子、夫婦、兄弟姉妹、師匠、弟子、知人、友人など、縁有る人々が集まり嘆き悲しんでも、元に戻ることはありません。これをお釈迦様は「諸行無常」と申されました。
そうそう悲しんでもいられず、野外におくって火葬にふせば、そこには唯、白骨のみ残ります。哀れといっても言い切れないほどの悲しみ、虚しさ、儚さ、さびしさであります。 我等が命の儚さは、老人が先か若人が先か、子供が先か、病の者が先か、健康な者が先か、全く分かりません。その答えは風に舞っているが如くであります。こい願がわくば、誰もがはやく、命の尊厳と真の誇りに目覚め、お釈迦様が説教くださる、大無量寿経の教説《阿弥陀佛の大いなる悲願》を心の拠り処とし、「南無阿弥陀佛 ナマンダブ」と念佛を称えつつ、仏教の教えには無い、占いや、まじない、たたり等といった迷信、邪教、外道に迷うことなく、与えられた今日の日をありのままに生き抜き、名残惜しくとも、この世の縁が尽きて生きる力がなくなり命終わるとき、限りない真実の智慧と慈悲の佛様の心の世界、西方阿弥陀佛国土へ往き生まれるのであります。これを浄土真宗において「往生浄土」と戴きます。
愚生は、罪業深重にして、学浅く、禿(カムロ=ザンバラ髪の意;愚生は現在巻き毛)の穢愚身無戒名字の念佛の僧侶ではありますが、命がけの尊いご縁を賜った皆様へ筆を取り、心を込めてお便りさせて頂きます。
この文章は、混乱混迷の時代に人生を歩む私共へ、善人、悪人、性別、年齢を問わず、学問知識、名誉地位財産の有無を離れ、「阿弥陀如来の本願を信じ、念佛申うさば無条件に佛になる」と示され、在野に生き、『野の聖』と呼ばれ、和国・日本佛教の歴史のなかで異彩を放つ浄土真宗宗祖・親鸞聖人の御本意、『教行信証』『歎異抄』の一節を加え、本願寺第八代蓮如上人の『白骨の御文章』を取意自釈し、法話にかえて書き記させて頂きました。
どうぞ、この佛縁によって、火宅無常の世界を乗り越えさせていただき、いよいよ眞実(マコト)の絆となりますよう心から念じております。
揺れる,陽炎に 心,攫われて
夢を語る道化師は 今日も綱渡り 青い空は 孤独を支え 曇り空は 涙を包む 旅 の 支度だ 扉が閉まる前に 船出の時だ 夢を語る前に 旅 の 支度だ 果てしなき旅だ 船出の時だ 夢を語る前に 変わる人影に 心 ひきずられ 夢を語る道化師は 今日も綱渡り 川の流れが 自由を描く 鳥の啼く聲は 命を詩う 旅の 支度だ 扉が閉まる前に 船出の時だ 夢を語る前に 旅 の 支度だ 果てしなき旅だ 船出の時だ 夢を語る前に
Copyright © 2022 by Special JION Music
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Fantasia Records de JION MusicFactory
Produced by GURAGYU
Copyright © 2022 by Special JION Music
Fantasia Records de JION MusicFactory
☞♦CDアルバム『青い太陽と銀の月/Silver moon&Blue sun』
制作中
Documentation Series # 11
2022年10月14日発表予定 通算24作目
制作開始2021年9月27日
PhotographyCopyright © Odetta・M 2022
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『今日の日は永遠の今』
1981年作品
作詩・作曲 北條不可思
呈上
恩師林水月和上(故人)
浄土真宗本願寺派(西本願寺) 勧学
東京佛教学院 講師:築地本願寺内
【中国新聞社:広島 元論説委員】
『犬はワン、ネコはにゃん。私はなんまんだぶつとなくんじゃね-』
『どんな時でも、衆生:シュジョウと出てきたときは《このわたくし》といただくのですよ』
林水月和上の常のお言葉です。41年を経ても忘れられない。f・HOJO 2022年
『野聖物語~我が心の親鸞聖人』 ShinranShonin of my mind【2009年発表】に収録
https://note.com/dabuchi39180428/n/ncb2fec7e0055
南无阿彌陀佛
NAMOWAMIDABUCHI
NAMOAMIDABUTSU
『心に慈慧の響きと平安を』
北條不可思
DrawingCopyright © 2022 CASSIE:FUKASHIHOJO
『月の明かりに日の光、そして道化の綱渡り』
【☞♦Please click ♦☜】
IMAGINE&Blowin’in the Wind With JION's bell★by Fukashi Hojo# 2020-2022
『イマジン』&『風に吹かれて』そして尊厳の鐘(北條慈音)
2021年10月14日発表
Documentation Series #10
2020年―2021年 通算23作目
『群れと源流/LIFE&ORIGIN』
『西方吟遊詩人』
♦北條不可思"Song & BowzuMan”『歌うお坊さん』♦
♦BASIC RECORDING Draft version#ADM♦
PhotographyCopyright©(石原秀樹);JAPAN
ENBAN “縁絆・野聖物語” concert endlesstour since 1996
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